Sitowise がどのようにしてよりスマートで安全な都市を作るか

Jul 18, 2025
Unity を使用したスマートで持続可能かつ安全なまちづくり

Sitowise:AEC (建築設計、エンジニアリング、建設) 向け Unity のケーススタディ

人々や企業にとって、より持続可能かつ安全で効率的な生活環境を備えたまちづくりをするにはどうすればよいでしょうか?Sitowise は、安全で気ままな日常生活を送れるようにできるだけ最高の環境を整えることができるよう、将来のインフラストラクチャーと建物を見直しています。Sitowise は Unity を使用して、リアルタイムシミュレーションの実行、スマートシティの構築、Digital Twinsの設計を担う体験を独自に作成しました。北欧諸国に 1,900 人を超える建造環境の専門家を擁している Sitowise は、最も持続可能で豊かな生活環境の開発において、信頼できるパートナーとなることを目指しています。

課題

効率と精度を高め、環境に与える影響を減らし、安全性を向上させる

プラットフォーム

PC、Varjo VR、HTC Vive、Oculus Go、Samsung Gear、Lenovo Explorer Mixed Reality、拡張現実(AR)用のタブレットとスマートフォン

チームメンバー数

10人(Sitowise が擁する約 2,000 人の建造環境の専門家によるバックアップ)

開発拠点

フィンランド、エスポー

Sitowise がどのようにしてよりスマートで安全な都市を作るか

フィンランドに本社を置くSitowiseは、北欧における建造環境の専門家であり、デジタル性に重点を置いています。Sitowise は、土地建物、インフラストラクチャー設計、デジタルソリューションの 3 つの事業分野で事業を展開しています。「スマートシティ企業」として知られる同社のビジョンは、永続性がある持続可能な日常生活の基盤を提供することです。同社は、最先端のテクノロジーを取り入れたデジタルソリューションを活用して、より高いレベルを目指しています。

Sitowiseは、建造環境内の静的データとダイナミックデータの両方を観測して理解するために、視認性が高く、直感的に操作できるユーザーインターフェースを提供できる、デジタルツインソリューションを必要としていました。Sitowiseは、AEC(建築設計、エンジニアリング、建設)業界向けに特別に設計およびエンジニアリングされたツールを備えた、Unityのリアルタイム3D開発プラットフォームを活用して、ビジュアライゼーション、データ管理、コラボレーションのためのバーチャル3D環境 Auraなどのソリューションを作成しました。

成果

成果:

  • デジタルデータ管理と可視化を使用することで効率が最大で15~20%アップし、状況によっては効率がさらに高まる可能性がある
  • 高額な投資を実際に行う前に、コスト効果の高いバーチャルテストやバーチャル機能を使用して確認できるようになった
  • メンテナンスと環境コストを改善するために、建築サービスシステムの運用を最適化した
  • 環境への影響を減らし、安全性を向上させ、住民に優しいまちづくりを実現した
スマートシティにとってのデジタルツインの重要性

スマートシティにとってのデジタルツインの重要性

国連によると、2050 年までに最大でグローバル人口の 70% が都市に住むようになるとのことです。都市と郊外の両方で豊かな生活を送ることができるよう Sitowise が取り組んでいるのは、それが理由です。都市を未来に導くために、世界は古いプロセスとインフラストラクチャーに対する新しいアプローチを必要としています。

「都市計画、建設、ロジスティクス業界は、進化する大きなチャンスを秘めています。実際、それは絶対に必要なことです」と、Sitowise のスペシャリストである Niko Moreira 氏は述べています。「現行のモデルは、急速な都市化、環境資源の減少、地球規模の気候変動により、真の課題に直面しています。スマートシティとDigital Twinsは、住民が楽しく生活を送ることができるように最適化された、持続可能な、人間が中心に立つ都市環境を整備しつつ、これらの課題に対する最新のソリューションを提供します。」

スマートシティ、インフラストラクチャ、Digital Twinsは密接に関連しています。デジタル ツインを使用することで、都市計画者、エンジニア、都市管理などのステークホルダーは、インフラストラクチャに関する重要な情報を使用および共有して、「都市のデジタル パルス」を得ることができます。このデータは、制御、シミュレーション、最適化、予測に使用でき、インテリジェントなデータ ベースの意思決定に役立ちます。

「都市の環境下でデジタルツインの恩恵を完全に享受するには、現実世界とデジタル世界をつなぐ『命綱』として機能する、5G やモノのインターネット(IoT)などのスマートシティテクノロジーが必要です」と、Moreira 氏は述べています。「Digital Twinsとスマートシティは持続可能な都市環境を作り出し、利害関係者、都市、プライベートアセット管理などに新たな収入源とビジネスチャンスをサポートします。」


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Unity を使用して社内で Aura を作成

Sitowiseは10年以上もの間、AEC(建築設計、エンジニアリング、建設)業界でゲームエンジンを活用する取り組みの先頭に立ってきました。Sitowiseは、デジタルツイン、シミュレーション、プレゼンテーションモデル、その他リアルタイム環境の恩恵を受ける種類のデジタルアセットの視覚表現のためのカスタムアプリケーションを作成する開発プラットフォームとして、Unityを選びました。

「以前は、さまざまなオープンソースのリアルタイムグラフィックスエンジンを使用して視覚化することに取り組んでいました。地理情報システム(GIS)に関わる作業もあったため、単に美しいグラフィックスを作成すればよいというだけではなく、とにかく手順が多すぎました」と、Moreira 氏は述べています。「その状況を変えたのは Unity で、リアルタイム 3D を AEC 業界にとっての有力候補に変えました。今ではリアルタイム3D、AR、VRを利用するプロジェクトでは、Unityを毎週、さらには毎日のように使用しています。」


Sitowiseは建造環境を視覚化してシミュレートできるリアルタイム3Dデジタルツイン環境を探していました。チームは Unity を使用して社内で設計およびエンジニアリングすることにしました。その結果完成したのが、Sitowise の都市モデリング、データ管理、リアルタイムシミュレーション、インタラクションのためのバーチャル環境 Aura でした。Aura は技術面において、リアルタイムで動的なデジタルツインを構築するための前提条件をすべて満たしています。


Aura のバーチャル環境が、スマートシティの目に見えないテクノロジーを重要なポジションに導きます。インテリジェントトラフィック、スマートストリート、建物や街頭設置物、人の流れに関する情報をでさえ、3D で形にすることができます。Digital Twinsでは、Sitowiseの3Dリアルタイム ビューがさらに多くの次元に拡張され、データ フローの分析やそれらの一般的な効果が、現実世界と並べてデジタルツインで確認できます。

Sitowise がどのようにしてよりスマートで安全な都市を作るか

オウル港のデジタルツイン

フィンランドのオウル港では、港湾インフラストラクチャーのデジタルツインを作成し、それを各種IoTセンサーやデータソースとリンクすることを考えました。港湾の環境下において、デジタルツインは、業務の計画と最適化、セキュリティの管理と監視、利害関係者間のコミュニケーションとコラボレーションのためのプラットフォームの提供に使用できます。

「デジタルツインは港湾環境に最適です。多数の利害関係者が存在し、業務は多岐にわたるため、効率性とセキュリティを最適化することは、港湾業務を成功に導き、持続可能にするための鍵となります」と、Moreira氏は述べています。

荷物の積み込みと積み下ろしは、港湾の最も重要な業務の 1 つです。わずかな遅延や問題でさえ蓄積され、港湾業務の効率に指数関数的な影響を与える可能性があります。Digital Twinsなら、コスト効率が高く持続可能なパフォーマンスを実現するために、それらの業務の効率性を監視して解析し、業務を最適化するために綿密な観測が必要なシナリオに注力できるプラットフォームを提供できます。

Unityのリアルタイム3D開発プラットフォームをベースに構築されたAuraを使用して、Sitowiseは高品質の可視化を備えた港湾のデジタルツインを作成することができました。Unity の開発プラットフォームなら、動的な気象シミュレーションとパーティクルシミュレーションが組み込まれた拡張現実(XR)アプリケーションを、必要に応じて使用できます。オウル港のダイナミックでインタラクティブなデジタルツインのおかげで、将来に向けてコストをあまりかけることなくボトルネックを排除し、輸送とロジスティクスのフローが環境に与える影響を減らして、セキュリティと安全性を高め、港湾業務の効率性と信頼性を高めることができます。

「オウル港は未来のデジタル化された港湾がどのように運営されるかについて再構想を勧めており、Sitowise は Unity と共にこのVisionを実現する一翼を担っていることを誇りに思います」と、Moreira 氏は述べています。「Sitowise のスマートシティ、Digital Twins、インフラストラクチャー、ロジスティクス計画、エンジニアリングに関する専門知識は、港湾の関係者や輸出関連企業に最新のデジタルサービスや競争上の優位性をもたらすのに役立ちます。」

Sitowise がどのようにしてよりスマートで安全な都市を作るか

スマートシティの基盤を築く

Sitowiseは、Auraだけではなく、照明から5Gのシミュレーション、プロパティ管理からアセット管理まで、建設プロジェクトやスマートシティの全ライフサイクルに対応する包括的なソリューションを提供するために、Unityを活用しています。

エスポー市と Aalto Campus and Real Estate(CRE)は、都市モデルを研究するためにライティングシミュレーターを必要としていました。これは、Unity と業界標準の Illuminating Engineering Society(IES)ライトプロファイルを使用して実現しました。アプリケーションは照明を正確にシミュレートして、都市計画担当者やエンジニアがさまざまな照明シナリオをテストし、都市環境の中でライトがどのような動作を見せるかを確認するのを支援します。また、さまざまなメーカーの異なるタイプの照明器具をテストし、複数のタイプの照明器具や照明用ポールを組み合わせることができます。

Sitowise は都市環境における 5G 信号の動作のプロトタイプをシミュレートするために、香港に無線信号伝搬シミュレーターを構築しました。エンジニアと都市計画担当者は、インタラクティブな無線信号源とアンテナを物理的に正確な環境に配置してカスタマイズできます。この環境は、さまざまなテクノロジーを使用して無線信号のプロパティや動作をシミュレートするために使用し、構造や枝葉が信号の強度に与える影響など、さまざまなシナリオや環境要因をテストできます。

別のクライアントは、ビルディングインフォメーションモデリング(BIM)データを、ビルディングオートメーションシステムと暖房、換気、空調(HPAC)システムの建設のために発行された図面(IFC)情報を組み合わせた、アセットマネジメントとプロパティマネジメント用のデジタルツインを必要としていました。Sitowise は、それらのシステムの最適な運用と制御点を監視するために、特別なアルゴリズムを使用して IoT センサーのデータと HPAC システムをリンクしました。異常が発生した場合は、被害があったコンポーネントを検査するよう、ビルディングオートメーションシステムのスペシャリストに通知が送信されます。このケースでは、デジタル アセット管理ツインがメンテナンス計画とコストを最適化し、システムと建物を健全かつ持続可能な方法で稼働させ続けます。


「Unityのようなプロフェッショナル向けのツールなしでは、コスト効果の高いリアルタイム3Dソリューションを現在と同じようには提供できなかったでしょう。Unity は AEC (建築設計、エンジニアリング、建設) 業界向けに製品を絶えず改善しているため、私たちは自信を持ってイノベーションを推進し、お客様の役に立つ最新のソリューションを形にすることができます。」

Niko Moreira
Niko Moreira - Sitowise
Specialist
Unity の AEC 業界向けのソリューションの使用を検討している方